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会社更生とは

会社更生とは、経営危機に直面している株式会社が、裁判所が選任する更生管財人の管理のもとで事業の継続と会社の再建を図る手続きです。
会社更生は民事再生と同様に再建型の倒産制度ですが、対象は株式会社に限られ、債権者数が多く負債額が膨大な大企業を想定して用意されている手続きになります。

宮城県内の企業では石巻市に本店を置く老舗造船会社の株式会社ヤマニシが総額123億円の負債を返済できなくなり、2020年2月に会社更生手続き開始決定を受けています。

会社更生の特徴

  • 一般債権者だけではなく、担保権者も手続きの中に取り込み担保権の実行を制限したうえで、更生計画に従い負債をカットすることができます。ただ、株主も手続きの中に取り込まれ、最終的に権利を失うことになります。
  • 会社更生では、経営陣は原則として全員退陣することになり、裁判所が選任する更生管財人が経営陣から会社の経営を引き継いで更生計画案を作成して、利害関係人の同意と裁判所の認可をもらったうえで更生計画を遂行します。
  • 会社更生は、様々な利害関係者(債権者、担保権者、株主)が多数いる場面で利用され、複雑な利害調整と厳格な手続きが要求されるため、裁判所に納めなければならない予納金は高額となり(1000万円以上)、申立てから終結までの平均期間は約2年とされています。
  • 会社更生に失敗した場合、手続きは当然に破産に移行することになりますので、後戻りはできません。